てんかんで苦しむ男性

てんかんは突然意識を失って反応がなくなってしまう病です。日本の患者数としては60~100万人いると言われており、誰でもかかる可能性がある病です。こちらではてんかん症状のサインなどを詳しく伝えていきます。

自閉症とてんかんの併発、天才説について

自閉症と診断された子どもの中には後にてんかんを併発するケースがあります。理由はよくわかっていないのですが、治療に関しては他のてんかん患者と同じ投薬で効果があります。自閉症自体もこころの病ではなく脳の機能障害なので、てんかんと同じく脳の働きを注視する必要があります。
親御さんは自閉症の対応だけでなく、さらにてんかん発作にも対応しなくてはいけませんから、二重の苦労です。子どもが発作を起こしたら、パニックにならず冷静に対応してください。全身性の痙攣などは初めて目撃するとショッキングな光景で、親御さんはしばしば動揺して正しい処置をとれないことがあります。しかしあらかじめ発作について学んでおけば、いざというときでも適切に対応できます。周囲の危険から子どもを守り、発作がおさまるまで経過を観察しながら意識を取り戻すのを待ちましょう。ときどき発作の終了とともに眠ってしまうこともありますが、そのときは静かに寝かせてあげてください。
ただしあまりにも発作が長い時間続く場合は病院に搬送するかどうかの判断を迫られることがあります。日頃から主治医とよく話し合っておくべきでしょう。
自閉症とてんかんを併発しているケースは、子どもさん自身にも大変なことです。一方で、自閉症には天才が多いなどといった俗説もありますが、本当でしょうか。たしかに高機能自閉症の子どもの中には天才的な絵画を描いたり、とんでもない記憶力を発揮したりと芸術や勉強で驚異的な才能を開花させるケースがあります。すべての自閉症の子どもにこういった能力が備わっているわけではありませんが、なんらかの才能が眠っていないか観察して、親御さんが気づいてあげることが大切でしょう。