てんかんで苦しむ男性

てんかんは突然意識を失って反応がなくなってしまう病です。日本の患者数としては60~100万人いると言われており、誰でもかかる可能性がある病です。こちらではてんかん症状のサインなどを詳しく伝えていきます。

脳波の異常で起きるてんかんは運動にも注意が必要

脳波に異常が起こり、突然何の前触れもなくけいれんや意識障害が起きるてんかんは、発作が起きた環境や状況によっては非常に危険なケースもあります。一人でお風呂に入ることや車の運転を避けるという対応策をとっている患者や家族も多いですが、一般的に行われるスポーツも患者にとって危険なことも多いのです。

例えば、真夏にプールを楽しんでいる時に発作が起きれば、そのまま水中に沈んでしまって呼吸ができなくなります。サッカーやマラソンの最中なら転倒して激しく頭を打つこともあり、どれも最悪の場合は命を落としてしまう危険もあります。このため、てんかん患者は不用意に運動させると何が起きるか分からないことから運動制限を課されることもあります。ただ、全く身体を動かさないというのも健康上あまり良くないので、危険の少ない運動は積極的に行うようにしましょう。ストレッチやウォーキング、縄跳びなどはあまり激しくなく、万が一発作が起きてもすぐに助けることができるので安心です。ただ、必ず事情を知る誰かと一緒に行うようにし、周りに頭をぶつけると危険な物などが無い場所を選ぶようにしましょう。もしどうしても水泳など危険の高い運動を行う場合は、家族や周囲の人が一瞬たりとも目を離さずサポートする必要があります。万一発作が起きてもすぐに救助できる体制を整えておくことで、本人も安心してスポーツを楽しむことができます。

また、てんかん患者が多い子供の場合は、特に注意が必要です。運動が大好きな上、大人と違って自分で危機管理ができないので危険が大きいです。公園の遊具で遊ぶ際にも注意が必要なので、必ず親が付き添い、できるだけ高い場所に上らせないようにましょう。